薔薇色の部屋

ちょっぴり工事しつつ更新します

【写真】空・夕焼け・雲

壁をよじ登るロミオ~わかるはずがないことがわかる時 2




(前回「強烈な直観?~わかるはずがないことがわかる時」からの続きです。)



たしか大学2年の冬でした。

高校時代の友達3人と会うことになり、東京で下宿していたそのうちの一人、Aの部屋に、皆で泊まったことがありました。


皆で外でお夕飯を食べて彼女の部屋に戻ったら、もう一人、Aの大学の友人、Bさんが遊びに来ました。もちろんA以外は、私を含めて皆、Bさんとは初対面です。

ただでさえ狭いワンルームに、5人でぎゅうぎゅうになりながら、スイーツを食べたり、よもやま話をしたりしていたのですが、私は疲れて話の輪から抜け、壁にもたれて一人で本を読んでいました。

(私が自分の変人ぶりを気にしなくても、けっこう素のままで受け入れられていた仲間だったので、私が普通の話に参加しないのは当たり前になっていて、誰も気にしない、快適な関係でした。笑)


ふと気づくと、いつの間にかBさんが、恋人の話をしているのが耳に入りました。

最初は大学の女子寮や、私営の女子学生専用アパートの、規則が厳しいという話だったのが、

Bさんが、そんな厳しい女子寮に住んでいても、私は先日、彼氏をこっそり自分の部屋に入れたんだ、と話し始めたのです。


え、見つからなかったの? 見つかったら親が呼ばれるとか、強制退居とかになって、大変なんじゃない? と驚く友人たちに、ちょっと照れながらも幾分自慢そうな声でBさんが、

「ううん、そっちは大丈夫だった、窓から入ったし。
でも、3階だから登るのが大変で、何度も落ちそうになって、ハラハラしちゃった☆」

と答えたので、ますます「ええ~!」と驚きの声が上がりました。


「3階までどうやって登ったの? すごいね! 体育会系の彼氏?」
「そこまでするなんて、愛されてるね~。ロミオとジュリエットみたい!」

「うん、彼氏がものすごく頑張って登ってくれて・・・掴まる所がなくて、ベランダまでほとんど壁をよじ登るっていうか、とにかく大変で」


と盛り上がる友人たちとBさんとのやりとりを、意識の一部で聞くともなく聞いていた私が、

(ロミオ・・・?
 
あれはそれなりの背景があってのことだけど、自由に好き放題会える現代人が、そんなことする必要性はなにもないよね。

いったいどうしてわざわざ、そんな危険で迷惑で面倒なことしたいのか、さっぱりわからん・・・)

とぼんやりと思った時。
Bさんの彼氏が壁を登っている姿がふっと浮かんで、思わず声を出して笑ってしまいました。


見えたのは、小太りの男性が体を丸くして、必死に細い雨どいにしがみついている、ロミオというイメージからはかなりかけ離れた姿だったのです。


こたつを囲んだ輪から外れて本を読んでいて、話を聞いていないと思っていた私が、顔も上げずに突然笑いだしたので、皆、びっくりしてこちらを振り向きました。

なに、どうしたの、と訊かれ、初めて自分以外誰も笑っていないことに気付いた私は、Bさんに失礼なことをしたかも、とあわてて、

「ごめんごめん、Bさんのロミオが壁を登ってる姿が浮かんじゃって。

頑張ったんだねえ彼氏、けっこう体重ありそうなのに、すごい勇気だよね。
雨どいが折れて、落ちて怪我したりしなくて、ほんとによかったね!」

と釈明。


意識は本の内容に行っていて、殆ど聞いていなかったけれど、耳はちゃんとその映像の根拠になる情報を話の中から拾っていたのだと思っていたので、皆も共感して笑ってくれると予期していたのに、

予想に反して、座がしん、とする中、友人AがBさんに、


「・・・え、そうなの? 彼氏、太めの人?」

「う、うん・・・実は相当肥満体で・・・私、ぽっちゃり系が好きなんだよね。
でも、どうしてわかったの、私、普段から絶対そのこと、言わないのに・・・」

「花陽ちゃん・・・Bちゃんの彼氏知ってた・・・わけ、ないよね。」


そこで私は初めて、自分の見たものが単なる「想像」ではなく、伝えられていない情報までを含めた光景を、映像として見ていたことがわかったのです。


そして、そんな風に「ふっと浮かぶイメージ」は、情報を聞いたり、本を読んで想像するなど、誰にでも浮かぶ当たり前のものであり、正確ではない個人的なもの、と思っていたけれど、

もしかしたら今までにも、情報では与えられていないことまで、かなり正確に浮かんで(見えて)いた時があったのかもしれない、と気づき、

思い当たる記憶が色々と浮かんでも来ました。


ただ、それがわかったところで、自分の中ではその区別がつかないことにも、思い当たりました。
想像なのか、「見えて」いるのか、いちいち確かめでもしない限り、わからないな、と。

なのでこの出来事のあとも、私はまだまだ自分の感覚には懐疑的で、別に自分の役に立つものでもないという認識もあり、無視したり否定したりして行ったのですが・・・。




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ちなみにBさんによると、確かに彼氏は雨どいを掴んで登っていて、実はその時にほとんどの部分をバキバキに壊してしまい、

二度と使えないので、もうベランダからロミオに来てはもらえないし、

寮母さんにそれが発覚し、なぜそんなところが大幅に壊れてしまったのか追及されるのを、彼女は日々とても恐れているとのことでした。

(ロマンのかけらもない迷惑な話だと、個人的には今でも思います。笑)


色々な点で変わっている私に慣れていた友人たちも、この時はちょっと驚いていましたが、まあ、花陽ちゃんだしね、と、すぐにスルーして、化粧品やダイエットなどの話題に戻って行きました。


この時友人たちと他に何を話したか、何を食べてどこへ行ったか、私は何の本を読んでいたか等は、もうすっかり忘れてしまいましたが、

今でもこのBさんとのいきさつと、あの時パッと浮かんだ小太りのロミオの姿は、はっきりと思い出すことができます。





※新しいもう一つのブログ魂は ものがたりを語るもよろしくね。

最新記事は「名前の持つ見えない力~「陽」の文字が私を守った 1」です。






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久しぶりの夕陽~したいことを優先する体験




今日の夕方の西の空。




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近所のスーパーの駐車場です。

この時間に写真が撮れたの、そういえばとっても久しぶり。
すごく嬉しかったし、なんだか不思議と清々しい気持ちになりました。

今までは夕景って、撮りながらもの寂しい哀感で、いつも胸がせつなかったのだけど。




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今日、気づいたことがありました。

昨日今日と、このブログの下書きだとか、仕事ではなく友人へのメールなど、書きたいと思いながら今まで後回しにしてきたことを、少しだけ優先したのです。

頭でしっかり考えて、そうしてみたというのではなく、思わずそうしてしまったという感じだったのだけれど、

その後、とても気持ちが軽くなってすっきりし、後回しにした他の用事をこなすのが、いつもより楽だった気がしました。

そうかあ、バシャールたちが言っていたのは、もしかしてこういうことなのか、と。


バシャールやスピリチュアル系、自己啓発系の人たちが、しきりに、
「今この瞬間したいことを優先した方が、エネルギーが良く流れるので、他のこともうまくいく」

という意味のことを言っているけれど、今まではそれを実感できたことが余りありませんでした。

したいことに没頭してしまうと、眠ることも食べることもしないで、数日後に倒れるまでやる、というような集中の仕方をしてしまう私は、自分のそのエネルギーの扱い方を覚えられないまま来てしまい、

そんなことをしたら破滅してしまうという、強い恐れがあったからです。




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でも、ちょっとずつ学んでいるかな、自分との上手な付き合い方。


そして改めて今日わかった気がしたのは、私にとって「書くこと」は、食べること眠ることと同じくらい、毎日欠かしてはいけないことのようだ、ということ。

そういえば、以前しきりにそう言ってくれた友人がいました。

彼もまた、だいぶ不思議な感覚を持った人でしたが、でも、当時はいくら

「花陽さんはとにかく何かしら毎日書かないと、健康に悪いから、自覚してね。
書けば体調良くなるから、信じて。」

と言われても、まさかそこまでのことはないだろう、と思っていたのです。
でも、正しかったみたい。


前回の記事でも書いたように、ルカちゃんには、私自身の直観が何より一番正確だと言われても、それを長年否定して、自分の感覚の基盤がおかしくなってしまっていたので、

何が自分にとって正しいか、誰が言っていることが自分に有効か、わからなくなっていたのです。
最近そのことを、こうして色々なことで改めて感じています。


こうして少しずつ少しずつ、本来の自然な自分と、繋がり始めている気がしています。




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それからお知らせ。
もう一つのブログを始めました。

最初の記事は「名前の持つ見えない力~「陽」の文字が私を守った 1」。
私自身の名前についての話から始めてみました。

こうして言葉の不思議な力や、好きな物語について書いていく予定ですが、言葉の力などについては、前の記事で触れた直観とも深く関係しているので、

両方読んでいただくと、リンクしていて面白いところも、色々出て来るかと思います。
よかったら行ってみてくださいね。

魂は ものがたりを語る
2012-1225-BLOG4269-90 (3)


どこかで聞いたような名前でしょ。ふふふ(笑)
しっくりくる名前を思いついたら、また変えるかもしれませんが。


この部屋での前回の記事の続きも、すぐアップする予定です。
また来てくださいね。



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特等席からの夜景と満月




前回の記事にアップしたのが、先週日曜の夕暮れの写真。
今日の写真は、そのほんの一時間後に撮ったものです。

秋の日は釣瓶落としというけれど、本当にあっと言う間に日が暮れて夜に変わるのですよね。
もう何十回も秋を体験しているはずなのに、今でも秋になるたびに驚きます。




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北に向かって、月と黒いシルエットの富士山が見え隠れする景色にわくわくしながら運転し、
大好きな夜景スポットに車を止めた時には、薄雲の向うから満月が輝いていました。

前回も書きましたが、三脚なしのコンデジで撮っているため、どうしても夜景はブレてしまい、
夜景の光がにじんでいるようになっていますが、片眼をつむって見てね。

もうちょっと月を大きく。




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写っている山は愛鷹山。
正しくは愛鷹山塊というそうで、富士山の南に位置します。

この夜景は止めた車の運転席の窓から撮っているのですが、
フロントガラスの右側寄りに、富士山のシルエットが見えるという位置関係です。

この位置からは富士山の下方は隠れていて、暗すぎて撮れませんが、
大きくて男性的な中腹までのシルエットと、登山道にちらちらと灯る小さな灯の筋は、

何度見ても時を超えるような不思議な感覚になり、私は好きです。



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水平にたなびく雲が幾重にも空に立ち込めていて、
そのうちの一筋が雲にかかっているのが見て取れます。

ここに向かっている時にはもっと雲が多く、月も富士山など山の稜線も、あちこち隠れていたのが、
運転しているほんの短い時間に、みるみるうちに雲が流れ始めました。

この写真でも雲がなびいている(動いている)様子が少しわかると思います。

これでも十分きれいだったしのですが、
写真を何枚か撮っている間に、ほとんど風もないのに、雲がどんどん吹き払われて・・・




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月がくまなく全身をあらわに。
空にも雲の切れ間が見えます。

う~ん、いつものことながら、やっぱりついてるなあ♪

私が富士山方向へ向かうと、必ず雲が切れ、月や富士山が姿を現してくれることに、
「決まっている」のです。

晴れ女とか、ついているとか、子供の頃からよく言われていたけれど、あまり意識しておらず、
数年前から、自分でも半信半疑のまま冗談交じりに口にするようになったのですが、

口にし始めると、複数の人たちと検証するというか、一緒に体験する機会が重なって、
今では、私も友人何人かも、本気でそう思っています。(笑)




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この写真の右方向、南に下がると、駿河湾。
晴れた日には、この場所のもう少し上の公園にある展望台から、駿河湾と伊豆半島が見えます。

夜景の手前の木のようなシルエットは、静岡県らしくお茶の木です。
この辺りは、「富士山とお茶」の撮影スポットのひとつだそうです。




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一番引いた写真。

肉眼ではもっと左側の夜景までの広い範囲が、ずっと近い感覚で見えています。
とても私の写真の腕では表せない、きれいな月と夜景共演の豪華な景色です。

ここはつくづく特等席だなあ。
こんなところでこんなに何度も、こんなに美しい景色を繰り返し見ることができて、

こういうのも恵まれた最高の幸せのひとつだなあ、と改めてうっとりしながら思いました。

数年前の病気以来、あまり来られずにいたけれど、
この場所に、友人を連れてくるのも大好き。もう何人と見たかな。

私にとって世界一のクッキーを作っている、大好きなケーキ屋さんも、
大好きなドライブコースである、この夜景の見える道沿いにあります。


子供の頃から夜景が大好きなくせに、見ると必ず切なく哀しくなって、泣きたいような気持になっていたけれど、最近やっと、もっと幸せな気持ちで愉しめるようになってきたので、

この土地を離れる日まで、今まで以上にこの素晴らしい景色を大切に満喫しておこうと思っています。












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