薔薇色の部屋

ちょっぴり工事しつつ更新します

おそるべしパンダチョコ~中国初の清純恋愛小説「紅楼夢」




先日、少女アスリートのKちゃんにブレスレットを渡した時のこと。

Kちゃんの机の上に飾ってあったものに、思わず目を奪われました。
こんなの。




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見たこともないほどの人口過密状態で、なんていうか、うまく言えないのだけど、
むぎゅぅわ~ とでもいうか・・・・・・

私が余りに笑うので、Kちゃんまでつられて笑いだしてしまい、
中国のお土産なんだけど、開けてないから持ってく? と。

Kちゃん! これ持って帰って私に一人で全部食べろというの! と、また爆笑。
(こたつでこれを一人で食べる人を思い浮かべてください。)


せっかくだから食べてみようということになったのですが、
まず、箱が開きません。(笑)

先月のお土産なのに、テープがべたべたでプラスティックの箱と一体化していて、剥れない。
剥がすのではなく切ったけれど、それでも開かない。

蓋ががっちりはまりすぎていてびくともせず、二人で交代で力を入れたら、蓋ではなく箱の方が、メキッ! と鋭い音を立てて割れ、中のパンダが約二名、2メートルくらい先まで飛びました。


ますます笑いながらもKちゃんがひとつ取って食べようとしたところ・・・

「あっ! パンダじゃない!!」
「は?」




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どう見てもパンダだったのに・・・なんと、違いました。

写真がなくて残念ですが(撮るのを忘れて笑ってしまって☆)
小さな白い玉が二つ入っていて、パンダは袋に印刷してあるだけだったのです。

これは・・・アイディアの勝利というべき?(笑)


そしてさらに、一口食べたKちゃんが

「え? これ・・・チョコ・・・? 」




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招財熊=Lucky Bear なのね




指の先ほどの小さな白い球を二つに割ってみたところ、

商品名にはっきりCHOCOと記され、ナッツ入りのチョコレートの絵が描かれているにもかかわらず、
白い砂糖コーティングの下に、舌が感知できないほど薄いチョコレートの層があるだけで、

ナッツなどどこにもかけらもなく、あとは全部スポンジのようなものでした。


・・・不思議な味でした。少なくとも、チョコ味ではなかった。(笑)


まだ中学生のKちゃんと、日本ってなんでもおいしい国だよねえ、世界一だよね、商品の水準も高いんだよね、としみじみしてしまいました。

日本の商品で蓋が開かないなんて、まずあり得ない、開けにくいことさえほとんどないものね。
パッケージの記載と中身が違うなんてもの作ってしまったら、日本でだったらオシマイでしょう。


普段は当たり前のこととしてつい忘れるけれど、日本人の繊細さ几帳面さ真面目さ等々は、とにかく世界レベルで抜群なんだと痛感します。何もかもとにかく水準が高い(違う)んですよね。

それがすべての面でいいとは限らないということは置いておいても、

鎖国を解いた後も、第二次大戦後も、日本がものすごい勢いで変わることができたのは、本当に他の国には真似できない特殊なことだったんだろうなあと思います。




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数年前に処分した古いスケッチブックの中の一枚。
清朝中期の有名な小説「紅楼夢」の現代画本を模写したものです。





・・・と、そんなことを反射的に思ってしまったけれど、
それにしても、おそるべし中国(のお土産)。

中国の文字も文化もたっぷり受け継いでいる日本に生まれて、唐詩も史記も聊斎志異も大好きだけど、

いやあ、大陸って、現代もAmazingだわ。(笑)



【追記】

「中国劇画紅楼夢」もう絶版だけど、中古が手に入るよう。

それまでなかった未婚の男女のプラトニックな恋情を描いた物語として、清代の若者の心を虜にし、物語に焦がれて死ぬ熱狂的ファンまで出たという、転生を縁起とした長編小説です。

私は取らなかったのだけど、高校で世界史を取った人なら、知っている名前なのかな。
余りの影響力の強さに排斥された時代もあったようですが、今は文学的にも高く評価されています。


これはその小説を紙芝居のように絵をメインにして綴ったものですが、私が持っている第一巻は、もう黄変してボロボロ。

(できるだけ本の価格を抑えるために、かなり安価な紙を使ったのだと思います。本屋さんで初めて手に取った時に、ずいぶんガサガサした紙だなと思ったもの。)

それでも絶対に捨てない、大好きな本です。

恋のフィクションなど珍しくもない現代に生まれた私にも、主人公ふたりの恋の行方とともに、絵が美しいことと、そしてなにより描かれている当時の名家の内情や風俗が、たまらなく面白い。

何人もの画家が競うように描いているのだけれど、いずれもものすごい緻密な絵で、(縮小されていてワンカットが小さいし)、時間を忘れて見入ってしまいます。


このしつこいまでの細密描写が、建築装飾や服飾文化などにも共通している一方で、なぜか恐ろしいほど大味というか、大雑把な性質が文化の随所に見られる両極端さは、本当に広大な国ならでは。


ところで私は第4話を描いている人の絵が一番好き。
・・・って、誰も知らないよね・・・(笑)












アーサー・ラッカムの「眠れる森の美女」と「シンデレラ」





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前回の記事の最後の方にちょっと名前を出した、
アーサー・ラッカムの「眠れる森の美女」の挿絵の一枚。

これともう一冊、「シンデレラ」を持っているのだけれど、
どちらもそれはもううっとりの美しい大人の絵本です。

絵本とは言えないかな、本文もけっこう長く、ところどころ古風な単語を使っていたりして、
どちらも全部で100ページ以上のものだから。


Amazonで探してみたら、子供用の短縮版とか、表紙以外挿絵がないらしいものとか、はたまたペーパーバック版(ソフトカバーの意味?)などなど、混乱するほど多くの版が出ていて驚きましたが、

すべての挿絵が入った、1920年に発行された時の限定エディションを復刻したものが出ていました。

私のは古くて保存状態が悪い上に、もともと紙や印刷が日本の出版物のように良くないので、
この、割と印刷が良さそうな復刻版が欲しくなってしまいました。(笑)

繊細なイラストだから、良い紙に良い印刷でないと、絵の細部がつぶれてしまうのです。


「シンデレラ」は電子書籍版で安いものがあってびっくり☆下のリンクからアマゾンへ行くと、
『なか見検索』で最初の方を見ることができるので、良かったら行ってごらんになってみてね。

表紙に彼女が馬車に乗ってお城に行く豪華なシーンを使っているし、
これだけでもラッカムの影絵風挿絵の美しさが十分に伝わって、楽しめると思います。
   
     


でも左右見開きの2ページで一枚の絵になっていることも多いから、
電子書籍だと、せっかくの挿絵が真ん中から断たれたものを見ることになってしまうと思うのです。

デジタルデータだと印刷状態に左右されずにいいかなと思うけれど、その点が残念。
この表紙も本来のイラストの右半分で、左には魔法使いのお婆さんがいるのですよ。


このお試しページの何枚かでもわかりますが、シンデレラがまだ少女のような華奢な体型に描かれているせいで、ぼろを着て泣いているところなどはひときわ頼りなげでかわいそうに感じるのに、

魔法でドレスを着て盛装した時には、初々しい色気が漂います。

一方、眠れる森の美女は、シンデレラよりもう何歳か年上の、
少女ではなく娘という感じに表現されています。

最初に載せた画像は、眠れる森の美女のお母さんであるお妃さまが、まだ彼女を生む前の一場面なのですが、娘というよりは上の年代に入った女性の雰囲気や色っぽさが出ていますよね。

シルエットを描いているだけなのに、その情報量は写真と比べても劣らないほど。
絶妙なセンスにも、技術の緻密さにも、圧倒的な表現力にも、ため息が出てしまうラッカムの絵です。


やっぱり、きれいな復刻版、いいなあ・・・。(笑)




               

 





しっぽのいうこと~イメージだけで「らくな体」をつくる本




あるきっかけから、突然、この本のことを思い出しました。


数年前にアマゾンで購入した時、既に絶版で中古しかなかったにもかかわらず、
あまりにも好きになったので、人にもプレゼントしたくなって、

あと二冊買ってしまったほどでした。(笑)



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この本を購入した前の年に、アレキサンダーテクニークを学んでいる友人から話を聞いたりして、
運動やマッサージなど、ごく当たり前に直接肉体へ働きかけることではなく、

自分の内面で体を感じて働きかけると、物理的なことをしていないのに、実際に体が変わる、という、

以前から少し興味があったのに信じられずにいた、
「内面が先」のアプローチを、知りたくなっていた時期でした。


東洋医学でいう気、ヨガでいうチャクラや波動など、即物的ではない観念にもたくさん触れてきて、
効果もそれなりに感じて来たくせに、どこか信じきれないでいた私にとって、

イメトレで体が変わるなんてまさか、と半信半疑ながら、この本に載っているイメージの、常識や枠を軽々と超える吹っ飛んだ発想とその豊かさに、まずノックアウトされました。

どこからこんなイメージや発想が出てくるの、と、呆然とするというか、圧倒されるほどの自由さ。


そして一番魅了されたのは、そのイメージをこの上なく楽しく表現している、素敵なイラストでした。

なんってかわいいの、なんて自由なの、
どうやったらこんなふうに楽しくらくらくとした雰囲気に描けるの、と。



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絵に描くことが難しそうな、ぶっとんだイメージばかりなのに、
この人はそれをものすごく楽しんで描いているように見えるなあ、と思い、

その自由自在な絵を見ているだけで、とても楽しくて癒されました。

「本文デザイン・イラスト 本橋靖昭」の本橋さん、尊敬しちゃうなあ。
どのページも全部素敵なんだもの。


いくつかは当時もちろん試してみたのですが、

ある日外を歩いている時、ふと、
「もし、あなたのおしりにお好みのシッポが生えていたとしたら……?」

という楽しげなイメージがあったことを思い出し、
あ、やってみようかな、と思ったことがあります。


猫好きの私は、反射的に猫っぽいしっぽを思い浮かべました。

すんなり伸びた、しなやかでほっそりしたしっぽ。
つやつやと美しい、自由自在なしっぽ。


歩きながら、そんな優雅なしっぽがついているのを想像した途端、
あ、と思わず止まってしまいました。

その尻尾がすうーっと上へ向かって伸びてきて、私の肩の辺りを、
そおっとゆっくり、やさしくやさしく、何度も撫でたのです。


それは何年も前にあちらへ行った、私が実の妹だと思っている、猫の尻尾でした。


自分でしたイメージのはずですが、彼女のことを思い浮かべたつもりはまるでなく、
まったくの不意打ちでした。

しっぽが肩を撫でるのを感じた瞬間に、あ、あの子の尻尾だ、とわかり、
覚えのあるやさしい感触を感じて、制御する暇もなく涙があふれてきました。


つらかったね、わかってるよ、大丈夫だよ、
がんばらないでいいよ、ここにいるよ。


彼女の存在と、私への変わらない愛情や心配を、理性を超えたところで感じました。
生前と何も変わらないあたたかさでした。


この時イメージで見えたものが、本当にあの子だったかどうかなんて、実はどうでもいいんです。
本当にあの世はあるのか、魂は存在するか、霊はいるのか、なんて、どこにも答えはないもの。

ただ、私には確かにあの子の存在と、今でも愛情で繋がっていると感じられた、
とても心が慰められる体験でした。


そして心の感じることに、体や実際の現実も従うのだと、最近ようやく私にも腑に落ちてきました。
イメトレで体が変わるという、この本で書かれていることも、同じことを言っているのですね。



たとえ常識的には私の気のせいと言われるようなことであっても、私は今でも彼女の存在を感じることがあり、彼女との間にある愛情の絆が切れることは、ないことを知っています。

彼女への愛が、そして彼女からもらった愛が、今でも私をどれほど助けているかも。

どんな形でかはわからなくても、いつかまたきっと会える、懐かしいあのやさしい魂を、
きっとまた抱きしめることができる、ということも。









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