薔薇色の部屋

ちょっぴり工事しつつ更新します

2016年10月

手編み2枚目のシルク混セーター~自己不信の恐怖からの解放





他の写真を探していたら、もう何年も前に処分してしまって手元にはない、
ずっと気になっていた、私が編んだ二枚目のセーターの写真が出てきました。

もう着古してから適当に撮った写真で、全然素敵に見えるようには撮ってあげられなかったんだけど、
撮っておいてよかった、今見ると後悔や愛おしさで、予想していた以上に切なくなりました。




407dc044-c




当時は全然気に入ってなくて、失敗作としてぞんざいに扱っていたのだけれど、
今こうして見ると、自分でもよくこれだけきちんと編めたなあと思うし、懐かしいです。

私、全くの編み物初心者の状態で、本を見てほぼその通りに一枚目のセーターを編み、
次にこれを、模様の配置からVネックの傾斜やサイズまで、全部自分で編み図を作って編んだのです。

しかもこんな細めの糸で編むのは、時間がかかって大変だったはず。


何かに熱中するととことんやる性格ですが、さすがに自分でも、この時はどうやったのだろう、
もう二度とできない、と思うし、作った編み図やメモを見ても、もう判読できません。(笑)

それにしても、本当によくこれだけちゃんと完成したなあ、製図の方法を知っていたわけでもまったくないし、毛糸の種類さえよく知らない、無知な初心者だったのに。

写真で改めて見ると、襟や裾のリブ編みと模様編みのつながりも、
変になっている所なんて一カ所もなく、きれいに繋がって見えるよう考えられていて、

編み物は本の通りに編んでも、編む人の手加減でかなりの誤差が出てしまうものなのに、何のお手本も基準もなく、買った糸に合わせてゼロから編み図を作成して、サイズも予定通りに完成しています。


最初にこの毛糸を見た時、あまり見かけないやさしいキャメル色と、
シルク混特有の光沢、やわらかな手触りに、夢中になりました。

編んでいる時の感触もとてもやわらかく、針から滑り落ちそうななめらかさでした。

でも、初心者だったことに加え、当時の私はまだ色々なことに縛られていて、
そんな風に好きになった糸で、時間と手間をかけて、ここまでちゃんと完成させたにもかかわらず、

出来上がって着てみると不満な点が多く、次第に失敗作だったと思うようになっていきました。




2012-0106-BLOG2172-90 (2)




シルク混の毛糸はウール100%よりずっと柔らかで、重力でたわみ、
かっちりとしたラインを保てない上に、

「体のサイズさえ、自分の判断はすべて勘違いなので、世間の正しい”標準”に従え」という、
子供の頃から刷り込まれた観念に縛られて逃れられず、

せっかく製図からしたのに、迷った挙句、基本のところで一般的なサイズを適用してしまい、
私には身幅も袖も大きすぎ、丈は中途半端に短い出来上がりになって、

鏡を見た時、シルク素材の特性とサイズ双方の相乗効果で、ぶかぶかにたるむまで着古したセーターを、だらしなく着崩しているように感じる、なんともかっこ悪いことになってしまいました。

しばらく部屋着にしていたけれど、結局どんどん嫌になり、

あれだけ一生懸命製図までして編んだのに、ろくにきれいな写真も撮らないまま、
とうとう処分してしまったのです。




2012-0107-BLOG2207-90 (2)




でもね、後から思い出すと、本当に暖かかったのです。

すごく柔らかくて、ウールの何倍も軽かったし、そこは寒がりな自分の好みのサイズに考えたので、
Vネックの空きの大きさもちょうどよかった。私、丸襟が好きじゃないのです、Vネックが大好き。

ほんの数年前まで、私には市販のセーターやブラウスはたいてい袖がすごく短くて、
手首が出てしまって寒かったので、このセーターは袖も長めに編んだし、

何シーズンか手洗いして着ていても、色褪せもせず、暖かさ柔らかさも損なわれず、
セーターに罪はなかったのになあ、と。


一生懸命私をあっためてくれていたのにね。


たとえば、160㎝45㎏前後、見た目はもっと着やせする、というような単なる事実を、背後に悪意を持って、標準体型だ、ここが大きい、あそこが太い、と当然のように否定され続けたりすると、

次第に混乱して単純な事実さえわからなくなり、合ったサイズの下着や服さえ選べなくなったり、身に付けていると体も不快で見た目も良くないけれど、当たり前になって不快を認識できなくなります。

ましてや、サイズのように見た目や数値には出ない、自分の心身で感じたことや見て普通にわかるはずのことは、もちろんそれ以上に混乱して、まったく受け入れられず、正常に判断できなくなります。


そして、自分にはこの世界のルールや基準が何も理解できない、自分は狂っているらしいから怖くて自分を信頼できない、感じたことや意見を人前で言えない、自分の心身を無視して世間に従うしかない、

という、狂気に追い込まているような恐怖を感じた状態で生きることになります。


そのつらい状態から抜け出そうと、長年一生懸命努力していたのに、まだ全然そうできず、
未だに自分の体のサイズや特徴さえ、ちゃんと認識して採用できず、合わないものを編んでしまう、

そんな愚かな奴隷のような自分に怒っていたのであって、
このセーターのせいでは、まったくなかったのに。




2008-1228-DSCF2335-90 (2)




邪険な気持ちのままゴミに出してしまって、本当にごめんね。
まだまだきれいで、どこも悪くなってなかったのに、まだ何年も着られたのに。

こんなに生きて来て、あなたを編んでからもこんなに何年も経って、このごろやっと、
私、自分についてのあれこれを、ちゃんと認められるようになってきて、

身長も体重も、手脚の長さも足のサイズも、何も変わらないのに、
自分の体に合うものを、何の恐怖も感じないで当たり前に選ぶことができるようになって、

自分の生年月日を知らず、何かの書類に書く必要がある時には設定した嘘の日付を書き、その度に違和感を感じていた人が、初めて本当の誕生日を知って、安心してそれを書けるようになった時のような、

最近、そんなほっとした気持ちを感じています。













特等席からの夜景と満月




前回の記事にアップしたのが、先週日曜の夕暮れの写真。
今日の写真は、そのほんの一時間後に撮ったものです。

秋の日は釣瓶落としというけれど、本当にあっと言う間に日が暮れて夜に変わるのですよね。
もう何十回も秋を体験しているはずなのに、今でも秋になるたびに驚きます。




BLOG5541 (2)




北に向かって、月と黒いシルエットの富士山が見え隠れする景色にわくわくしながら運転し、
大好きな夜景スポットに車を止めた時には、薄雲の向うから満月が輝いていました。

前回も書きましたが、三脚なしのコンデジで撮っているため、どうしても夜景はブレてしまい、
夜景の光がにじんでいるようになっていますが、片眼をつむって見てね。

もうちょっと月を大きく。




BLOG5542 (2)




写っている山は愛鷹山。
正しくは愛鷹山塊というそうで、富士山の南に位置します。

この夜景は止めた車の運転席の窓から撮っているのですが、
フロントガラスの右側寄りに、富士山のシルエットが見えるという位置関係です。

この位置からは富士山の下方は隠れていて、暗すぎて撮れませんが、
大きくて男性的な中腹までのシルエットと、登山道にちらちらと灯る小さな灯の筋は、

何度見ても時を超えるような不思議な感覚になり、私は好きです。



BLOG5545 (2)




水平にたなびく雲が幾重にも空に立ち込めていて、
そのうちの一筋が雲にかかっているのが見て取れます。

ここに向かっている時にはもっと雲が多く、月も富士山など山の稜線も、あちこち隠れていたのが、
運転しているほんの短い時間に、みるみるうちに雲が流れ始めました。

この写真でも雲がなびいている(動いている)様子が少しわかると思います。

これでも十分きれいだったしのですが、
写真を何枚か撮っている間に、ほとんど風もないのに、雲がどんどん吹き払われて・・・




BLOG5556 (2)




月がくまなく全身をあらわに。
空にも雲の切れ間が見えます。

う~ん、いつものことながら、やっぱりついてるなあ♪

私が富士山方向へ向かうと、必ず雲が切れ、月や富士山が姿を現してくれることに、
「決まっている」のです。

晴れ女とか、ついているとか、子供の頃からよく言われていたけれど、あまり意識しておらず、
数年前から、自分でも半信半疑のまま冗談交じりに口にするようになったのですが、

口にし始めると、複数の人たちと検証するというか、一緒に体験する機会が重なって、
今では、私も友人何人かも、本気でそう思っています。(笑)




BLOG5555 (2)




BLOG5557 (2)




この写真の右方向、南に下がると、駿河湾。
晴れた日には、この場所のもう少し上の公園にある展望台から、駿河湾と伊豆半島が見えます。

夜景の手前の木のようなシルエットは、静岡県らしくお茶の木です。
この辺りは、「富士山とお茶」の撮影スポットのひとつだそうです。




BLOG5554 (2)




一番引いた写真。

肉眼ではもっと左側の夜景までの広い範囲が、ずっと近い感覚で見えています。
とても私の写真の腕では表せない、きれいな月と夜景共演の豪華な景色です。

ここはつくづく特等席だなあ。
こんなところでこんなに何度も、こんなに美しい景色を繰り返し見ることができて、

こういうのも恵まれた最高の幸せのひとつだなあ、と改めてうっとりしながら思いました。

数年前の病気以来、あまり来られずにいたけれど、
この場所に、友人を連れてくるのも大好き。もう何人と見たかな。

私にとって世界一のクッキーを作っている、大好きなケーキ屋さんも、
大好きなドライブコースである、この夜景の見える道沿いにあります。


子供の頃から夜景が大好きなくせに、見ると必ず切なく哀しくなって、泣きたいような気持になっていたけれど、最近やっと、もっと幸せな気持ちで愉しめるようになってきたので、

この土地を離れる日まで、今まで以上にこの素晴らしい景色を大切に満喫しておこうと思っています。












満月の日の夕暮れ(風邪はデトックス)






BLOG5530 (2)




先週の日曜、とてもきれいな満月でしたね。

用事のついでにふと気づいて、久々に大好きな夜景ポイントに行ってみたら、
みるみるうちにかかっていた雲が晴れ、一筋の雲もなく光輝く姿を堪能することができました。

その時、三脚もない状態では滅多にないほどの、ブレの少ない写真も撮れたので、嬉しくて、
帰宅したらさっそくアップしよう、と思っていたのに、

その夜から発熱☆
満月のエネルギーでデトックスなんて、我ながらでき過ぎです。

賢いなあ、私の体。(笑)




BLOG5529 (2)




かなり色々な症状が出たので、やっとゆるゆる回復しはじめていますが、
まだリンパ腺が痛かったり、すっきりするまでにはもう少しかかりそう。

取り急ぎ、今日は夜景写真ではなく、
その数時間前の夕暮れの写真を、まずアップしてみました。




BLOG5533 (2)




ずっとはっきりしないお天気の日が続いていたけれど、この日は夕暮れもとってもきれいでした。
車でほんの数分移動しただけでも、刻々と雲や空の色が変わって、

そんな空を撮り始めると、いつも思うのだけど、
いつまでもいつまでも見ていたくなる、見飽きなることのない美しさでした。




BLOG5531 (2)







BLOG5534 (2)




空がけして同じ状態にとどまらず、常に変化しているように、人間の体も一瞬も一定ではないけれど、
基本的におおむね健康で安定して感じられる状態、に整っているのがいい。

でも、どんなに健康目指して些末なところで頑張っても、私には今までそれが根本的に不可能で、
そもそも選択肢として存在していなかったことに、最近ようやく気づきました。


9月末から、体との付き合い方をマイナスから学び直し(赤ちゃんの時の自然な体感をちらっとでも思い出せたらなあ、と思います☆笑)、健康に向けて底から改善して行こうとし始めたところなので、

風邪もその回復の一環で起きてきた毒出しだと思うと、すごく有り難いです。




BLOG5535 (2)




マイナスがゼロに到達するまで、まだ時間はかかるだろうけど、
そうなったら次はプラスへ、つまり風邪をひくほど毒や疲れを体に貯めない健やかな体と自分に、

なっていきたいな。




BLOG5537 (2)




この後、空はあっという間に薄闇に包まれ始め、
煌々と輝く月読みの君臨する秋の夜へと、変わって行くのです。













 *Welcome My Sunny Rosy Room*
    **クリックありがとう!**

*どちらも別ウィンドウで開きます*

user-banner[1]

**********
line1 (2)-85
          記事検索
        *contact*
       *花陽の別ブログ*
愛する物語世界の浪漫、美しい日本語、
名前の持つ不思議な力など・・・更新中!
       ギャラリー (Click!)
  • 私の色・BO11~魅惑の色彩オーラソーマ
  • 再会~おかえり、私の愛するもの、愛すること
  • 久しぶりの夕陽~したいことを優先する体験
  • 強烈な直観?~わかるはずがないことがわかる時
  • 結ばれる願い~淡色リボンとスワロフスキーのブレスレット
  • 幸せは自分が創り出しているものらしい
  • 富士山とツイッター(の可愛い子)に癒された日
  • 富士山とツイッター(の可愛い子)に癒された日
  • 空白と感じるところに、本当は何があるのか~小さなマウス
  • いつも・いつまでも
  • 薔薇園の夜
  • 最愛の季節~醒めないあまい日々
  • 永遠に解き明かせない「あなた」~蠍座の水は牡牛座の大地を潤す
  • プロフィールをアップしました~刹那的が悪で、計画的が善か
  • 最高の一瞬(いっとき)~今年の桜と富士山
        薔薇色工房

        **Gallary**

2012-1225-BLOG4269-90 (3)    BLOG6593 (3)    BLOG5947 (4)
BLOG7998 (4)    BLOG7628 (4)    DSCF6609 (3)-trim
DSCF4054 (3)-trim    2011-0519-BLOG8635-90 (2)    BLOG1995 (4)
ブログで育てた苗木を本物の大地に植樹しよう
        QRコード
QRコード
         ***
/*リンクの下線はなし、マウスオンで下線あり*/