”Calling You"





行き先のない砂漠の道

熱く乾いた風が頬をなぶる
遠くに赤ん坊の泣く声

眠れない


でも もう知っている 
私たち二人、ともに


全ては変わり始めている

凍り付いた苦しみから こころもからだも解き放たれ
なにもかもあまく溶ける日が 

そこまで来ていると



私はここ こうしてあなたを呼んでいる

聞こえてる?


私はここ いつもあなたを呼び続けている

聞こえているでしょう



私はここ こうしてあなたを呼んでいる

応えて


呼んでいるの 

私の魂が あなたを







(抄訳&意訳 by花陽)








あなたが砂漠の話をした時

砂丘に立つあなたが 一瞬ではっきりと浮かび
驚いて あなたの顔を思わず見た


熱い風と 頬に当たる焼けた砂粒
その感触まで

私には感じられた 
まるでそこに 私も立ったように


風になぶられるくしゃくしゃの髪
背負った小さなバックパック

焼けつくような暑さの中 目を細めて
でも 日差しを遮る帽子さえ被らずに

たった一人で 立っているあなたが見えた


そんな所へ 案内もなく一人で行くはずがないと
そんな時に 帽子もフードも被らないわけがないと

私が見たのは ただの私の空想だと

思おうとしたけれど
でも


あの時私も あなたの見た砂漠を 
確かに見たのだと思う

時も空間も超えて
一瞬 あなたとそこにいた

あなたの周りを飛ぶ鳥のような目になって
 

まるで手に触れられるように
まるで自分が体験したかのように

まるで私自身が感じていることのように
そうでないということが わからなくなるほど

あなたの記憶も 感情も 体の苦痛も
気付かないうちに ぜんぶやすやすと私の中に流れ込んでくると

防げないのだと

その時はまだ 知らなかった



あの時の砂漠を もう一度私に見せて

私に聞かせて あなたが旅した 
ひとりきりの砂漠の話を


そして ずっと言えなかった
私が見た砂漠のあなたを

あなたの胸で
私に言わせて









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